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質問をもう2つ3つ。
それらも華麗に回答しつつ、大福はお得な三尾をブンと振り上げ、おはぎのオシリをペシッと叩く、……と、巨大化変化が解除され、元の可愛い仔猫に戻った。
『もう音を鳴らさなくていいし巨大化しなくていいの。あとは英海がなんとかしてくれるから、安心しなさい』
や、やん……!
大福ったら僕のコト、名前で読んでるよ!
どうしよ、トキメク、めっちゃトキメクんですが……!
嬉しいやら照れちゃうやらで、とてもじゃないけど人様には見せられない、そんな顔でニラニラしてると、おはぎは小首を傾げこう言ったんだ。
『ヒデミ? ヒデミって小雪と一緒にいた弱そうなヤツのコトかにょ? トウとカアの子供だって言ってたけどウソだにゃ、ヒデミは赤ちゃんだにゃ、おはぎはだまされないにゃ!』
プッスー!←鼻息の音
ああ……も、カワイイ……なんなの? この可愛い猫は……おはぎの読みは大外れ、僕が ”ヒデミ” で間違いないのに、鼻息荒く、騙されないぞといばってる。
そんなおはぎに大福は、コソッとププッと笑った後に、
『おはぎがこの家に住んでいたのはうんと前のコトでしょう? あの頃は英海も赤ん坊だったかもしれないけど、時間が経って大きくなったの。さっきのあの子が岡村英海、おはぎのお兄ちゃんよ』
ああ……も、照れちゃう……だってさ、お姫ったら僕のコト名前呼びだし ”あの子” とか言っちゃってるし、こんなんもう萌え転がるわ。
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