第三章  霊媒師研修ー1

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「はい……でもなんだか複雑でよくわからなくなってきました」 「そだな、ま、難しい事はわかんねーよ。だけど、霊障に困っている“生きた人間”がいて、この世に縛られもがいている“幽霊”がいて、そんな人達助ける事が出来るのは俺らしかいない訳だから、頑張るしかないわな」 あれ……? 普段はハシャギすぎの34歳という印象が強いのに、今の社長の言葉カッコイイじゃないか。 なんのかんの言って先代亡き後、この若さで社長に就任したのは伊達や酔狂ではないという事か。 「ここまではいいかな? じゃあ、次にエイミーがどうやって“生きた人間”と“幽霊”を視分けるかの方法を教えるよ。ま、急遽考えた案で検証してないから、まずはこれを試してみよう。俺はちょっと動きやすい格好に着替えてくるから、10分休憩な」
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