第二十二章 霊媒師 岡村英海

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【うななななな、オハギ、うななななにゃ】←訳:先に虹の国に来た、おはぎと合流するにゃ、 これも聞けば、無 許 可 で 現世に行ったおはぎは再入国の手続き中らしい。 おはぎイチニャンじゃあ手続きも大変だろうと(手続きする方が)、先に虹に来たと言うのだ。 数か月振りの虹の国、大福にとっては懐かしい古巣だ。 だから今日は、先にみんなに挨拶をして、明日になったら飼い主さんに会いに行くと、サン達に岡村家の子供になったコトを話すのだと、そう言った姫の声は、なんだかとても楽しそうだった。 あはは、想像するとワクワクしちゃう。 サン達、大福がウチの子になったと聞いたらビックリするかな? あ、でもな、こうなる前にトラシリーズの三兄弟が言ってたよ。 ”小雪もトウとカアの子供になれば良い” って。 だから案外驚かないで、”やっぱりにゃ” なんて言うかもしれない。 元々が仲良しだし、ウチの仔達は優しいからね。 …… ………… 猫ってすごいな、 犬もヘビもウサギもハムも、 みんなすごいな、 純粋で、 清らかで、 ただただ真っすぐ愛してくれる、 嘘も打算もなにもなくて、 そこにあるのは愛だけだ、 彼らは僕らを愛してくれる、 僕らも彼らを愛してる、 これから先もずっとずっと、 寄り添って、笑い合って、助け合って____ ____僕たちは、こうして家族になっていく。 6fd2f62b-8cee-416f-8009-282e53ad71c4 第二十二章 霊媒師 岡村英海(ひでみ)__了 ★大福が虹の国に逝った後のお話がコチラhttps://estar.jp/novels/25916752/viewer?page=175 『霊媒師こぼれ話・第八章 霊媒師こぼれ話_白猫の小雪』に掲載してます(*´ω`) 別作のこぼれ話に飛びます。
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