第八章 霊媒師と大福ー1

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__小雪はふわふわであったかいなぁ。 夜眠る時はいつだって一緒だったね。 お姉ちゃんは私をふわふわだって言うけど、お姉ちゃんの肌はつるつるしてスリスリすると気持ちがいいの。 私、お姉ちゃんと逢えて良かった。 楽しかったな、嬉しかったな、ああ、でも、なんだか眠い…… 「小雪……!小雪……!逝かないで……!目をあけて……!!」 お姉ちゃん…… ごめんね、なんだか眩しくて、目を開けていられないの。 遠くから光る……道? 変だなぁ……家の中に道がある訳ないのに……光る道が私の元に迫ってくる。 眩しくてたまらないよ。 お姉ちゃん?お姉ちゃんには見えないの? 眩しいけどあたたかい……それに身体が楽になってきた…… 「小雪!小雪!小雪!逝っちゃやだよーーーーーー!!」 一瞬の暗転の後、私は光る道の上にいた。 抜け殻となった私の身体を抱き締めて泣くお姉ちゃん。 ごめんね、悲しい思いさせて。 私……先に逝くね。 だけど待ってるから。 向こうで待ってるから。 お姉ちゃんが私の分までいっぱい笑って、いっぱい生きて、いつかお姉ちゃんの命が尽きた時、その時また逢えるのを楽しみにしてるから。 生まれ変わったりしないで待ってるから______
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