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僕は大福を覗き込む……どうだろう?
意識は戻るだろうか……?
……
…………
………………
うな?
うなぁ?
うっなぁーん
「大福ーーーー!! 生き返ったーーーー!!」
いや死んでるよ?
と、いう外野の声は置いといて、僕のかわいい大福はパチッと目を開け、膝の上で伸びをした。
そしてクネクネ身を捩り、急所であるお腹を丸出しにしたまま僕の顔を見詰めている。
ああ……戻って来てくれた……!
僕は思わず大福を抱き締めた。
「良かったーーーー! 目が覚めた! 弥生さん、本当にありがとうございます!」
「いいんだよ。アタシはなんにもしてないわ。言霊で元気にしてあげたのはエイミーちゃんでしょう? 良かったね!」
そう言って僕の肩をバシバシと叩き、大福の顔を覗きこんで笑った弥生さん。
28才だとしれっとサバをよんだ38才。
これが僕と弥生さんのファーストコンタクトだった。
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