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なにげにすごいディスりようなんですが、僕はそんなこと思ってませんって!
「弥生はな、ああ見えて“癒しの霊媒師”って呼ばれてるんだ。霊を癒し鎮めて黄泉の国へと送りだす。光る道の保証期間が終わったあとでも、弥生の霊力で道を呼ぶことができるんだ。ま、俺だって1人や2人程度の道なら通すことはできるけど、なんせ15人分だからよ。それを得意としてる霊媒師にやってもらった方がいいだろ」
「15人分の光る道をたった1人で……すごいですね」
「ああ、すげぇだろ?口悪いけどな、大酒飲みだけどな、年齢詐称だけどな、ババァだけどな、んぷぷーっ!」
バァン!!
背後で乱暴に開けられたドアの音、そしてしゃがれた怒鳴り声がした。
「オィ! 誠ォ! 私の悪口が廊下まで聞こえてきたわっ!! このガキ締めんぞ! コラァ!!」
社長に向かってガキってすごいな!
まぁ、弥生さんの方が年上だけども、悪いのは明らかに社長だけども。
そんな弥生さんに、院長と幽霊軍団のみなさんは半泣きで震えあがっている。
癒し系……?
霊媒師、弥生さんの再登場だった。
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