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「誰が口が悪いだ? あぁ? 誰が大酒飲みだ? あぁ? 誰が年齢詐称だ? あぁん?」
ドカドカと瓦礫を蹴散らし社長に詰める弥生さん。
それに対して社長はと言うと、
「聞こえちゃったぁ? ごめーんね! んぷぷー! だけどよ、ぜんぶホントのコトだろ? 口が悪ぃのも、大酒飲みも、年齢詐称m、(ドゴッ!)ガハッ!」
え!?
なに!?なにが起きたの!?
反省ゼロで弥生さんをちゃかしてた社長が胸を押さえて呻いてる。
「カハ……ッ……カハッ……!」
カッと目を見開いて、開いたままの口からは空気だけが不規則に吐き出され、両手で心臓を押さえてる。
ナニコレ怖い、社長は身体が動かないのか前かがみのまま硬直状態。
なんかさっき、ドコッ!て音がしたけど、まさか弥生さんが社長を殴ったのか?
後ろ姿の弥生さんの死角になって見えなかったけど……
「ガハーーーッ!」
時間にして十数秒。
突如社長が息を吐きだし、
「弥生! おまえ、なんつーことすんだよ! 死ぬかと思ったじゃねぇか!」
涙目で心臓をドコドコ叩きながら弥生さんに悪態をついている。
えっと……これってやっぱり弥生さんがしたことなのか?
190cm越えのツルッパゲを?
あんなに華奢で150cmあるかどうかくらいの弥生さんが……?
いや、まさか、いくらなんでも……
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