第十四章 霊媒師 ジャッキー

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昨夜の段階でOKを貰っていた僕は、予定さえ合えば問題ないと思っていたのに、なにこの沈黙。 明日はフリーだと言ってたじゃないですか、おーい、水渦(みうず)さーん。 もしかして気乗りしない感じですかね? 「あ、あの、すみません、ダメなら無理しないでくださ、」 「行きます」 遮るように参加の意を示してくれた水渦(みうず)さんは、心なしか機嫌が良いように見えるのだが、それは僕の希望的観測だろうか? でも、 「それで、明日は何時にどこに集合すれば良いのでしょう? 参加費はいかほど用意すれば足りますか? 持参するものがあれば、リスト化して本日の夕方までにメールで送っていただきたいのですが、」 こう矢継ぎ早に質問されると、少しは楽しみにしてくれてるのかなって思ってしまう。 そうだといいな、どうせならみんなが楽しい方が良いもんね。 よし、家に帰ってひと眠りしたらジャッキーさんに連絡して、明日の打ち上げの時間と場所を決めるとしよう。 おいしい物を食べながら、みんなでいろんな話ができるといいなぁ。 ふふふ、明日が楽しみだ! 霊媒師ジャッキー____了
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