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“あの男”とはあれ以来会ってない。
何時もの毎日に戻った。
ただ、それだけ。
『那智、アンタもう良い歳なんだからそろそろ、結婚しなさいよ。
良い人いないの?』
「何時かね。」
『そんな事、言ってたら何時まで経っても結婚出来ないわよ?』
「分かったから。もう、切るよ?」
「はぁ…。」
あのお節介極まりない男より、母親のこの結婚・結婚と休日になったら母親からの、催促電話。
溜め息しか出ない。
歳を取る度に年々、増えて来るこの催促電話、どうにかならないか…
「良い加減にして欲しい。」
そう、最近は思う。
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