好き、心から

２

「ですのでそう言う事で、これから親交を深める為にも晩御飯をこの部屋で頂く事にしましょう。」

「はい…はっ!?」

晩御飯を家で？

「却下!!」

「さっき、はいって言ったでしょう？
取り消しは認めません。」

「はぁ!?」

「と、言う事で今晩からお願いしますね。」

そう言って目の前の男は、清々しい程の笑顔を向けた。

私の平穏な日々が不穏に変わりそう…。
前途多難、まさに今の私の状況だ。