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そういえばシチリア島のパレルモで、有名な大聖堂と礼拝堂を見に行ったんですよ。
中から見上げたクーポラの壁画が素晴らしく鮮やかで特に印象に残っているのですが、外に出ると小さなお祭りをやっていたんです。
子どもたちが晴れ着を着て、髪に花をつけたりしているのがとても可愛かったです。
道ばたでは(教会にお参りするための)ミモザの枝がたくさん売られていました。
空が青くて、黄色いミモザの花が咲いていて、風が吹くとその枝がさわさわと揺れて花びらが舞う。
柴谷の作品「続・ジュリエットの憂鬱」での航と凪の結婚式は、実はパレルモを思い出して書いていたのでした。
あー、イタリアも、書いたことすらも今は懐かしいです。
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