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「リリーのすべて」での愛に悩む大人の女性も素晴らしいけれど、この作品でのアリシアは幼く、可愛らしい感じがとても素敵でした。
しかし大人の女性といえば、やはりハナを演じているレイチェル・ワイズでしょうか。
夫と娘をなくして、懸命に人生を取り戻そうとするハナは、全く悪くないんですものね。
なぜトムはハナに手がかりを与えるのだろう、と思いましたが、きっと誰かに追いつめてほしかったのだろうな、という気がしています。
みんなが誰かの人生の「光をくれた人」なのです。
そして、何の喜びもなく生きていた時代のトムでさえ、海を渡る人々にとっては「光をくれた人」だったはずですよね。
とても深くて、濃密な映画でした。
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