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ある日、時の権力者・織田信長の御前で生け花を披露することになった専好は、前代未聞の巨大な松を生け込みます。
「何故、このような松を……?」と問う信長に専好は答えます。
「昇り龍でございます。天に向かってこう、ぐわわゎゎあーーっと!」
息を飲む家臣たち。その中には若き日の豊臣秀吉、前田利家、そして千利休の姿もありました。
そしてそれから12年後、天下人・秀吉の茶頭(さどう)となった利休との再会を果たした専好。
2人は花と茶、美を追い求める者同士として友情を深め、互いの道を高めあっていました。
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