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リーナはからからから、と村長の家の玄関を開ける。
「ただいま帰りましたー」
奥から二人の笑い声が聞こえる。
ミヤから気にせず、寝ちゃっていいと言われているので、遠慮なくそのまま寝室に向かう。
前村長夫妻が住んでいた平屋はそのままだったので、今回使わせてもらった。
ギンガは実家から通ってる。
押し入れから布団を二組出して並べる。
あ、お風呂入らなきゃ。
ミヤのGPS機能があるから、ギンガに覗かれることはないだろう。
ミヤが覗いてきたら、どうしよ……。
子供の頃から、カジマはおねえさんという雰囲気を持っていた。背も高かったし。その雰囲気を保ったまま、大人の女性に成長した。
コバはフツー。
アノは小柄で胸があるわけではないが。
3人の誰と比べても、ウエストラインに違いがあるのがわかる。
まだ、子供体型であるリーナのウエストは、寸胴。
全く魅力がない。
大人でも胸のない人はいるけど、よほどデブでなければ、ウエストは細い。
大人のミヤに覗かれるような魅力はないのである。
静かな浴室。何も起こらないまま、風呂を出る。
諦めて、一人静かに布団に入る。
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