ガテン系男の憂鬱。

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純太郎を好きだといっていた男は、自分の風俗通いを止めることはしない。好きな相手が他の女を抱きに行くと言っているのにも関わらず、だ。 (あいつは、俺のことが好きなんじゃないのか。何を平然と送り出してやがんだ。) 「要のクソが」 「え、何?」 「なんでもねーよ」 純太郎は女に背を向けるように、ごろりと寝返りを打った。
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