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悲劇というものは、あるちょっとした不幸な偶然の連なりから起きているように見える。
だから、人は悲劇が起きてしまった時、あの時に戻ってどうにか偶然の連なりを切れなかったかと悔やむ。
例えば、交通事故が起きてしまった時、後五分遅く出ていたらとか、後5キロ遅く走っていたら事故は避けられた等と考える。
しかし、それは考え違いだ。どう頑張った所で、事故はいずれ起きただろう。憎らしいが、運命というものがある。人生において偶然はない。必然と言う残酷な運命が待っているだけ。人は運命に流されるまま生きるしかない。
私はそう思っていた。
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