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・吸血鬼
正式名称は、吸血族。人間の血を吸わないと生きていけないため、人間から忌み嫌われて『鬼(伝説上の人間の敵)』と呼ばれるようになった。
妖精の血は彼らにとって毒になり、吸血すると灰になって消えてしまう。
魔力を持つため魔法が使える他、コウモリになったり、コウモリを召喚したり...などの吸血鬼ならではの能力も持っている。
・ハーフ
吸血鬼と人間の狭間の者。
争い合う二種族の間にも、稀に愛し合う者たちが存在し、その間に産まれた存在。
そんなに数は多くないが、メルキセデクに時々いる(アクラシエルでは、食料にされて生きていけないため)。
だが、吸血鬼からも人間からも忌み嫌われ、メルキセデクでも人間たちから酷い虐めと差別を受け、肩身狭く生きている。
ただ、見た目は人間と変わらず、吸血衝動もないため、人間だと偽って生活している者も何人かいる(普通の人間と違うのは、嗅覚が優れている、魔石なしで魔法が使える、特別な能力を持つ場合があるという三点だけであるが、兄弟で産まれた場合は、どちらかに強力に力が宿り、もう片方は嗅覚以外は魔法も何も使えないただの人間になる場合もある)。
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