新しい朝はこんなにも

256/295

857人が本棚に入れています
本棚に追加
/888ページ
コンビニからの帰り道、背中を押すようなそよ風が身体を撫でた。 「ん? なに? 兄さん?」 全力で走ったからだろうか、春の訪れに気付いたからだろうか。 それとも、ずっと抱えていたわだかまりがとけたからからだろうか。 「……いや、なんでも」 寒い寒いと感じていた風が、今までより暖かく感じたーー。
/888ページ

最初のコメントを投稿しよう!

857人が本棚に入れています
本棚に追加