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「う、うん」
蒼い瞳を見れば、レヴィってわかるけど、やっぱり狼の姿には慣れない。
そして、漆黒の狼が、エミールだなんて、驚いた。
もう一人の栗色の狼が、誰なのかわからなくて、小首をかしげると、優しく微笑みながら、その人は自己紹介をしてきた。
「こんばんわ。ノア・アシュレーくん。私は、エリィ・アイサール。君と同じナイラム魔法学校の卒業生だ。そして、この二人のお目付け役みたいなものかな」
そう言いながら、この人は目が潤んでいるように見える。
「そして、君の子守でもあったんだよ」
エリィは、そういうと僕をギュッと抱きしめてきた。
「え、え、え?」
僕は今の状況に、ついていけていない。
頭の上には、たくさんのクエスチョン・マークが浮かんでる。
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