魔法学校入学

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真っ青な空の下、僕はまだ着慣れない制服に違和感を覚えながら、古い家の玄関に佇む。 振り向くと、おじいちゃんとおばあちゃんが、心配そうな顔で立っていた。 そんな二人に見送られながら、僕は"魔法学校"へ出発する。 僕は、今のおじいちゃんとおばあちゃんのところにくるまでは、養護施設で育てられた。小さい頃にすでに預けられていて、両親の顔も知らなかった。 そんな僕を、おじいちゃんとおばあちゃんが迎えに来てくれたのは、僕が小学校にあがる頃のことだった。 「そうか。"ノア"というのか、そうか、そうか……ようやく見つけた……」 おじいちゃんが、目にいっぱいの涙で僕を見つめて泣き笑いの顔をしてたのを、今でも覚えている。 おばあちゃんは、何も言わないでハンカチでずっと口元を隠しながら泣いていた。 僕には、二人が本当のおじいちゃんとおばあちゃんなのかはわからなかったけど、あの養護施設にいるよりは、ましだって思った。
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