登校は波乱に充ちて

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僕「…………?……。」 僕は気が付くといつの間にか夜になっていた。何か見えた気がするが……まぁ、分からないからその程度のことなんだろう。多分。でも少しだけ悪いことしちゃったかな……せっかく散歩しようと誘って下さったのに、起きなくて……。ラフレシア様や、ユリ様は出かけてるみたいだ。しかし、晩御飯までは時間があるし、少しだけ散歩するか。 @~少年移動中~@ 僕「ふぅ……。」 僕は神帝像前にフラフラと寄る。にしても相変わらず威圧感がすごいな。今にも動き出しそうだ。ボーッと神帝像の周りを歩いている人たちの様子を眺める。恐らく念話しながら家路を急いでいる男性……子供と晩御飯の話をしている女性……。双子なのかな?「この後どうしよっか?」とワイワイ騒いでいる女の子たち……。色んな人たちが往来している。でも……みんな笑顔……優しい顔……してる……。 あ、そうだ。今の内に魔力増幅機の名前、考えておくか……。 ※1「ソウルジェム」……なんか心が病みそうだからダメ。 ※2「デバイス」少し頭を冷されそうだからパス。 ※3「ステッキ」マジカルーしか言わなくなりそうだから却下。それに手に持つ棒じゃないし当てはまらない。 ※4「マジカルウォッチ」……うん、コレが良いな。何て言うか色々と混ざってしまった気もするが、仕方ないか。 そうこう、名前をのんびり決めたりしていると時間が18:00を回ったからそろそろ部屋へ戻ろうかな。 ラフレシア「※念話は右のカッコで差別化します。(モシモーシ、今どこかな?こっちは戻ってきたよ。ごめんね。少し出かけてて。)」 念話でラフレシア様たちから連絡が入る。 僕「(えっと、すぐ戻れる程度の散歩してたので、今から戻ります。)」 ラフレシア「(あ、分かった。待ってるね。)」 僕は念話を切り、部屋へ戻る。 @~少年移動中~@ ラフレシア「あ、お帰り~。」 部屋へ入ると夕食が並んでいた。並んでいるにも関わらずまって下さっていた。
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