登校は波乱に充ちて

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女の子「あっ!?!!」 女の子は僕が飛び出したのを見て驚いている。そんなんじゃ、狩る前に狩られるよ……。 男1「なっ!?正気か!?」 男も驚いてるし……そんなに乱すと魔法、消えちゃってるよ……うん。 僕「君……魔法……消えた……よ……?」 僕は男1の前まで接近する。男2と3は対応しきれず慌てて近接攻撃に切り替えたみたいだけど、遅い。 男1「ダハァ!!!!」 男1は僕の体を捻った踵落としと4属性を纏った短剣擬きを直に受けて中々に体力は削られたみたいだ。彼はもう戦闘不能かな? 女の子「キャァァァァ!!!!」 やっぱりさっきの2人は女の子の方に向かったみたいだ。しかも喉元に剣突きつけてるし…僕は脚についているホルスターから2本目のナイフを取りだす。 僕「……フン!!!!」 僕は男2と3にナイフを2本とも男の際の外側に投げつける。 男たち「うわ!?!!」 男たちはびっくりして分かりやすいスキを作っている。僕は腕のホルスターから3本目のナイフを左手で取りだし男たちに近付く。ナイフで女の子の左側の男の手の甲を引っ掻く。その後御柱を蹴りあげ、女の子の左手を引っ張る。 女の子「キャッ!?」 咄嗟の事に慣れていないのか足元が覚束無い様だが、仕方ない。 僕「……てゐ!」 3人目の御柱も蹴りあげ、地面に踞るのを確認する。 男3「ぐっ……が……。」 声にならない声を上げて倒れ込む。僕は周りを見渡す。今片付けた男以外も戦う気力はもう無いみたい。 女の子「あ……あの……?」 女の子はずっと握られてた手をじっと見つめている。あ、恥ずかしくなってきたかも……。 僕「!?ゴメン!?…………ゴメンナサイ……。」 僕はパッと手を放す。
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