3人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
ラフレシア「さて、頂くとしよう。頂きます。」
僕は部屋へ戻り朝食を頂く。女性陣には知らせてなかった様で、朝食は二人で頂く。朝食はチキンナゲットと納豆、漬物に、焼き鮭、お味噌汁と並んでいる。ラフレシア様は食べ出されていたので僕もつられて食べ出す。
僕「…………。」
僕はモグモグと食べながらこの後の事を考えていた。ケヤキさんとの道中会話を率先して行うキャラじゃないのは分かりきっているし、彼女からのお話しがメインになるのは当然。会話が無くなれば沈黙は避けられない……それでも何を喋れば良いのか分からないし……。
ラフレシア「コトン、ごちそうさまでした。」
考え事しながら食べているとラフレシア様は食べ終わったようで、お箸を置いている。僕も後3割程で食べきる量まで食べていたようだ。無意識なのにね。
僕「あ……。」
僕は内心焦りつつ本格的に食べ出す。会話云々はそのときに考えるか、今は朝ごはんが先だ。僕は残っている納豆とチキンナゲットを頬張る。
ラフレシア「ゆっくり食べたら良いよ。私は食べるスピードは速いからね。」
その気遣いが焦るんだよな。まぁ、丁寧に頂くとしよう。
僕「…………ごちそうさま……、でした……。」
僕もお箸を置き、ごちそうさまをする。
???ユリ「邪魔するわね!!!!」
いきなり戸が開け放たれ、飲んでいたお茶で少しむせ混んでしまう。声の方に向き直すとソコにはユリ様とケヤキさんが顔をドアから覗かせていた。
ラフレシア「あの件か?」
ラフレシア様たちはボソボソと喋っている。
僕「……ズズズ。」
僕は残っているお茶を啜る。
ラフレシア「仕方ないな……。急で済まない、私たちはこれで失礼するよ。君たちはゆっくり学校へ向かうと良い。」
最初のコメントを投稿しよう!