登校は波乱に充ちて

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???「はぁ!!!!はぁ!!!!ふぅ……何なのよ……。」 1人の少女が森の中を走る。雨が降り続いていてその背中には切り立った崖っぷちと下の方に川の音が聞こえる。 男ども「グヘヘヘ、追い詰めたぜぇ、姫さんよーwww、俺たちと遊ぼうぜ~。?!!!グフゥ!?」 男どもは2人掛かりで少女を追い詰める。ソコへ無数の風が飛来する。 エンドウ「当たった……か……。(ホントは放っておく予定だったんだけど……まぁ、良いか。ここまで着いて来ちゃったし……。)」 ――――――――――――――――――――――――――――――      ――――――――――――――――――          ―――――― 数日前…… 父さん「良いな?その魔道具には御祖父さんが貯めた魔力が封入されては要るが、無理はするなよ。」 出発直前に父さんから呼び出され腕に取り付けられるブレスレット?みたいなものを渡される。聴けば昔に爵位を破門されたおじいちゃんが復讐するために作ったとか。まぁ、良いか。 僕「分かった……行ってきます……。」 エンドウです。あ、ココはミミカナ村はずれの山岳地帯。50年ほど前、神帝が「割り箸」でドラゴンに何とかって言う寄生体を作った伝説を残している場所だ。昔おじいちゃんが恨みをこんこんと言っていたっけ。え?何で恨み節に言っているのかって?まぁ、後で分かるよ、多分。 父さん「神帝のせいで歩きにくいと思うが、無理だったら戻ってこれば良いからな。無理はするな。良いな?」 父さんは念を押してくるが、僕自信はやっかみに置いては全く気にしてないし。 僕「大丈夫……昔から……。行ってきます……。」 僕は家を出る。目的?今年から16になるから学校に出ろ。その通知が来たのがちょうど去年、学校自体は半年後だけど、準備も有るからね。馬車頼むお金もないから歩いていく予定だし、それ用の寝床も確保した。 僕「ミミカナ村……あ、そうだ。」 僕はのんびりブラブラとミミカナ村の街並みを堪能する。一応集会所に行ってみるか。運よく王都への転移魔方陣がもしかしたら使えるかも。 ???「…………ん?彼は……。」 僕は浮かれて居たためその呟きに気付けなかった、この出会いが、僕の物語を大きく左右することになるなんて……。
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