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『さあ!乗りたまえ!5分後に出撃だ!一掃してくるのだ!』
「いやいやいや!私、軍人でも何でもないし!訓練も受けてないし!」
抵抗するマチルダは、天井から伸びてきた複数のアームに捕らえられて、そのままコクピットらしき扉が開いたロボットの中に放り込まれた
一瞬にして暗転、次に目を開いたとき、マチルダの感覚は巨大ロボットのそれと完全に一致していた。
『シンクロ率100.00000%!よし、行ける!君をこんな不幸な事態に巻き込んだやつらを叩きのめして来い!』
「巻き込んだのは、あんただ!!」
『出撃せよ!巨大ロボット初号機パイーン、いや、改名しよう、ナイーン!』
「セクハラ!!訴えてやる!!」
だが、解除方法も知らされず、ロボットと一体化したマチルダは、固定されていた発射台からまさに「発射」された。
とんでもないGがかかるかと思いきや、中にいる彼女には何も感じられなかった。
むしろ、気がついたら空を飛んでいるかのような爽快感・・・いや、飛んでいた!
よりにもよって、脇の下からの噴射によって。
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