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「死にぞこないの花」レビューのようなもの
死神さん、ああ死神さん、死神さん
(しはカタ語彙消失の句。字余り
物語の感想を書くのってとても苦手です。なぜならば物語というのは書いた人の物と読む人で共有されているのに、感想というのは100%自分のものだから、ようは書いた人に「これはそういう話じゃなくてさあ」とか思われるのがちょっと怖いんですよね。でも今回は書かねばと思ったので書きます。
なぜ今「死にぞこないの花」なのか。お正月特別編を読むにあたって改めて本編を読んで、いつも感想を書いてくださる兎さんに感謝の気持ちを形で示さねばと思ったからです。だけど前述の通り「そういう話じゃなくてさあ」という気持ちになられてしまうのではと恐ろしがっている気持ちもあります。公開に踏み切ったのは、勢いですね。これが俺の本心だ! 当たって砕けろ! 的な。
さて、ここから本題です。
この「死にぞこないの花」。ダークで百合百合な作品です。ざっくりいうと主人公のイオリ(人間)を死神さん(人外)とヒロミ(人外)が取り合う話です。ドボォ!!(みぞおちドストライクに直球を投げ込まれた音
主人公のイオリは特に特徴が語られる事はありませんが、クラスの中で孤立してしまっています。なんで彼女がそうなったかは劇中で明示されてません(されてたら本当にごめんなさい)が、お母さんとの関係が大きく影響しているような気がします。
イオリは、かつて彼女の母親が捨てたと豪語する部分を持っていた。かつて捨てた自分の弱さがまた自分の前に現れるのだからお母さんにすればたまったものじゃありません。いうまでもなくたまったものじゃないのはイオリの方ですが。
という訳でイオリは言わば捨てられた人なのではないかなあと思います。これはこれでここに置いておきます。死神さんのこともちょっと置いておきます。
(つづく
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