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暗い寝室のベッドで理美は眠れずに
寝返りを打った。
「寝られないのか、理美。」
「起こしちゃった?」
「いや…。」
「目が冴えて眠れない。昼間寝たからかな。」
理美はベッドから出ると階段を下りて行き、
ミネラルウォーターとグラスを二個持って
戻ってきた。
「水、飲む?」
「ああ。」
理美は冷えたミネラルウォーターを注いだ
グラスを賢一に差し出した。理美は飲んだ
冷たい水が身体の中をゆっくりと流れて
いくのを感じた。
「理美。」
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