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どこから話せば良いのだろう。
義理とはいえ、身内の悪口は言いたくない。
ましてやこの人は城内に出入りする者。
どこからどう尾鰭がついて噂が広まるかわかったものではない。
考えあぐねていると
「言いにくいようでしたら、僕から聞いても良いですか?」
猟師さんがしびれを切らしたようだ。
このまま私が考えていても上手く言葉にならないので、頷き意思を示した。
「…ユキ姫さまはパーティが嫌で城を出たのですか?」
いきなり大正解だった。
いやタイミング的にそれしかないか。
「どうやら正解のようですね。」
私の反応でわかってしまったみたいだ。
「…はい。まだ私には結婚というのも考えられないし、それに…」
「それに?」
「あのドレスはちょっと…」
「ドレス?
そんなはずはない。」
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