第3章

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はあ…はあ… 全力で走るユキ姫に疲れが襲う。 すると運の悪いことに雨が降ってきた。 慌てて雨宿りする場所を探すけれども、ここは森。 字の通り右を見ても左を見ても、木ばっかり。 樹木では雨を防げないわけではないけど、盤石な守りが欲しい。 防御は最大の攻撃だと何かの本で読んだことがある。 とにかくこの状況で風邪引いたら一巻の終わりだ。 必死に雨宿り先を探していたら 「あっ…た!」 少し先に小さな家が見える。 燃えカスの様な体力をフル活用し、ユキ姫はそこへ向かった。
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