第3章

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「ふーっ。」 とりあえず軒下で雨宿りをする。 空を見ると重々しい灰色の厚い雲はしばらく動きそうにない。 しかし…小さい家だ。 さっき自分で小さい家とは言ったものの、それは視力とか遠近法の問題かと思った。 少し背伸びしたら頭が屋根に当たりそうだ。 私は義母様以上実父以下実母未満 わりと平均的な身長だ。 もしかしたら子供の秘密基地とか? その割には造りはしっかりしてるようだが。 ということを、雨を眺めつつ考えていたら 「おいお前。ここで何してる。」 「わっ!」 頭上の逆、頭下?から声をかけられ びっくりして 背後の壁にドンとぶつかった。
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