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「言いたいことがあるならさっさと言えよ。ブス。」
男の子が言う。
「なっ…!」
いくら不審とはいえ初対面の見ず知らずガールにそんなこと言うなんて…
何で口が悪いんだ。
「アンタがそこにいると俺が濡れるから、そこ、どけよ。」
よく見ると後ろにドアがある。
「それはすみませんでした…。」
私がスッと避けると男の子は鍵を出しドアを開く。
「あのう」
「何。」
レスポンスの睨みが効いていたので
「雨が止むまで軒下に居させてもらってもよろしいでしょうか?」
何重にも敬語を重ねてしまう。
「は?」
男の子は侮蔑した目でこちらを見た。
うわーん
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