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とりあえず唯一の食糧である板チョコを出す。
「ふざけてんの?」
案の定の睨みと一喝。
「すっ、すみません…食糧がこれしか見当たらなくて」
となぜか私が謝ると
…チッ。
舌打ちされた。
パキッ。
と割れたのは私の心…ではなく板チョコ。
コタローくんは黙々と食べる。こっちを睨みながら。
すると途中で食べるのをやめ、食べかけを机の上に置き
奥の部屋へ行ってしまった。
1人の空間。
ちょっとホッとする。
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