若菜1~再会~

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「ところでいつまでこちらに?」 「明日には東京に帰らないといけないんだ」 明後日は月曜日であるため通学しなければならない。 学生の宿命である。 「そうですか…」 若菜は残念そうに視線を机に落とした。 「でも、また来月には京都に行くよ」 「本当ですか?」 若菜の顔が明るくなる。 「うん、絶対に」 僕は嬉しくなって強く頷いた。 「あなたにまたお会いできるなんて思いませんでした…」 若菜は噛み締めるように呟いた。 「若菜に会えてよかったよ しかも泊めてまでもらってさ」 手紙の事は言えなかった。もしも若菜ではなかったら僕はどうすれば良いかわからない。 「嬉しい…」 若菜は頬を染めた。
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