彼女へのI

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顔を見ていうことが出来なくて 下を向いてしまう。 何を次言われるのか怖くて、無言が続く。 あまりにも無言が長くて彼女の顔をチラッと見ると、隠してた秘密をバレてしまったというような驚いた顔と次の言い訳を考えるかのように目が動揺して左右にキョロキョロ泳いでいた。 『その人が好きなら僕達わかれた方がいいと思うんだ』 本当は別れたくなんてなかった。 でも、彼女の中に僕がいないのに付き合っているなんてもっと嫌だった。
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