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氷魔法の使い手。一般的なそれと違い、薄氷を好む。これはリソースの節約と生成速度を優先しているため。その分鋭く、同時に壊れやすい。鋭さで隙間や急所を狙う。壊れやすさを生かして目の前で破壊して撹乱したり、氷魔法を使う敵に再利用されることを防いだりする。逆を言えば氷魔法の使い手が相手の場合、空いているリソースを使って奪うことも珍しくない。
薄氷で形成する薄い剣は肉を切ることに特化している。またそれの刃だけを大量に量産し遠隔コントロールをして攻撃や防御に使う。数枚をまとめて先端だけ厚くし、鏃のようにして使うこともある。量産された刃は薄い剣の替刃も兼ねる。
かまくらのような半球状のバリアを作ることもある。さすがに薄くない。これを応用して薄氷の魔物を作る。これ自体に攻撃力はないが、そこから氷の刃を打ち出したり爆発させたりして攻撃する。
最大魔法は「インフィニティ・ロンド」と仮称する、リソース限界まで生成した薄氷の刃による竜巻。個々の消費リソースの少なさと生成速度を最大限に生かしている。一枚一枚の威力は通常と変わらず低いが、まさしく無限大とも思える刃が全方位から襲い、防御を崩して攻撃する。二、三割は刃同士の衝突で破損する。
名前は薄氷から。
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