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泣きじゃくる智樹の背中に腕を回した。
……泣き虫は 小さい時から変わらない
初等部入学式に会った時、友達になりたいと初めて思ったのが智樹だった…
あれから10年だよ、
この先は更に長く続くけど…
オレのキスも抜きっこも…Hも
オレのファーストは全て智樹にあげるよ。
『 智樹 』
「…なに?」
声にならない声でこたえる。
『 もう1回やろ?』
って言うと肩におでこを乗せてた智樹は
肩に噛み付いた
『 …痛っ…』
オレが言うと
「痛みもいつかは快感に変わるかもね」
って笑いを堪えた声で返した…
※
好きで好きでずーと隠してた想いが実り
本当にいいのかなって何度も思ったけど…
その度に かなたが引っ張り寄せてくれた…
ありがとう…
かなた大好きだよ…
TheEND
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