10 寮を出るまで

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泣きじゃくる智樹の背中に腕を回した。 ……泣き虫は 小さい時から変わらない 初等部入学式に会った時、友達になりたいと初めて思ったのが智樹だった… あれから10年だよ、 この先は更に長く続くけど… オレのキスも抜きっこも…Hも オレのファーストは全て智樹にあげるよ。 『 智樹 』 「…なに?」 声にならない声でこたえる。 『 もう1回やろ?』 って言うと肩におでこを乗せてた智樹は 肩に噛み付いた 『 …痛っ…』 オレが言うと 「痛みもいつかは快感に変わるかもね」 って笑いを堪えた声で返した… ※ 好きで好きでずーと隠してた想いが実り 本当にいいのかなって何度も思ったけど… その度に かなたが引っ張り寄せてくれた… ありがとう… かなた大好きだよ… TheEND
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