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近づいてくる俺をちらっとみた羽木だったが
すぐに読んでいた本へと目を移す。
俺「羽木君だよね?」
羽木は俺に目もくれず本を読みながら返事をした。
羽木「あぁ。そうだよ。で?君誰?」
俺「あぁ。俺は隣のクラスの春田春矢だ。いきなりきてごめん。どうしても羽木君と話したくて来たんだ」
羽木「で?要件は何?忙しいんだけど」
羽木は相変わらず本に目をやりながら話す。
俺「え…ごめん。」
なんだよこいつ普通見ず知らずの人に対してこんな冷たくするか?
羽木「なに?春田春矢君は名前をいいに来ただけなのかな?」
羽木は本から目をやっと離したと思ったら俺を見下したような表情で俺をみた。
は?
は?
なにこいつ?
馬鹿にしてんのか?
俺の頭は怒りでいっぱいになった。
だが、俺は馬鹿じゃない。
今ここで羽木に怒鳴ってしまうと明晰夢の情報が得られない。
冷静になれ俺!
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