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俺は夢だと分かった瞬間すごく嬉しくなった。
でも、待て。
ばあさんが目の前に居ることを忘れてはいけない。
ばあさんをどうにかしなくてはならない。
……どうしよう
そうしている間にもばあさんは包丁をどこから出したのか手に包丁を持ち、俺に再度近づいてきている。
……やばいやばい
焦ってきた。ぬるっとした冷や汗が額から流れている感触がある。
ん?
待てよ。
なんで包丁で刺された腹は痛くないのに汗が流れている感触はあるんだ?
…もしかして痛覚は夢の中ではない?
そう俺の中で疑問へと変化していった。
だが、考えるのが遅かった。
ばあさんが目の前で俺の頭に向かって包丁をふりおろすのを見た瞬間
俺の思考はブラックアウトした。
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