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義姉から電話が入る、ダメやった。声が消え入りそうで理解しぬくい。
妹と姪も駆け付けてくれて、義姉の傍に居てくれる。
泣いていた姪が、家の片付けに帰ったと言うので、行き先変更、兄の家へ。
片付けて遺体を寝かす用意に取り掛かる。
無我夢中で動き回った、パジャマのままの兄が白い搬送袋に入れられて帰って来た。
お布団に寝かされ目を閉じただけで、死んだなんて信じられん。
兄ちゃん、何時までも寝とらんと起きよ。
悲しいよりも訳が解らん、死んだなんて認められん。
妹婿も駆けつけてくれた。
ただ、私は4時前には出て、デイで最長時間の預かりまでに母を迎えに行かんとあかん。
気が焦る、前の車がのろのろ走る。
朝の時点で、病院に運ばれたから、一緒に行こう、もしかしたらあかんかもやからと言ったけど。
ここで待つと行こうとしなかった。
理解出来ないのか、実の息子の危機がさほど重大に思わないのか、兎に角此処に居ると言う。
最長で5時まで、走れる時は猛スピードで、なんとか5時2分、受け取りに行きました。
帰りの車の中で兄が亡くなった事を話す。
所々チグハグながら理解した模様。
しかし、認知症は容赦なく現れる。
我が子が亡くなった意味を理解出来たり出来なかったり、憐れで悲しい。
帰りに、カップのパフェやお弁当を買う。
車の中でパフェに飛びついて、お腹がすいたと食べた。
正気と認知症が代わる代わる出て、やっぱり可哀想で気の毒になった。
お弁当を平らげたら、早めに寝かす。
本人も疲れていたのか素直を休んだ。
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