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1月3日 (火)
2日に皆が帰った後、それはそれはまだら女王様、本領発揮でした。
宴の後の片付けをして、いがみ合う前に事務室に避難をする。
夜の7時を過ぎてもお客さんがポロポロと有り、いつも通りに開けていないとな……
ハイ、怒り出しました。
ええ加減に店も閉めて後片付けでもせんかい。
何時までグダグダしとんや。
アッ、今年も私は下働きの女中でしかないんやなぁ。
これ以上何処をどう片付けろと言うんやろ?
情け無くて晩ご飯も食べられんかった。
ハァ、又この繰り返しが続くのかと、もう考えんとこ。
女王様がお休みになるのを息をひそめて待つ。
文字にすればこんな感じでも現実はもっとえげつない。
盆も正月もあったもんじゃ無い。
何にも考えないようにしたら、遂うたた寝をしてしもた。
不思議な夢を見た。
高校生のしょーへいさんが出て来て、俺も辛い思いをした。
オマエの辛さ、今なら解るから一緒になろう。
私は高校生の姿じゃない、あれからどれだけ歳月が流れたか。
済みません、あの頃も今までも接点なんて無いです。
近所の養子さんが良い子がいるから紹介すると言った人がその人。
高校1年の時、部室が隣り同士で、よく歌っていた声が聞こえていた。
私は仲間と文芸班、隣はフォークソング班、顔を合わすことも無かったのに、何んでこんな夢を見たのか訳解らん。
今朝は起きてこない内に、朝の分のお薬を出し、朝ご飯か昼ご飯かの用意を済ませる。
私はパンにサラダを乗せて、マグカップになみなみとコーヒー牛乳を入れて事務室へ。
一晩寝たらすっかり昨日の事は忘れているまだら様。
私も忘れてしまえば丸く収まるが、言われた方はすんなりと忘れる事が出来ん、難儀やなぁ。
だから今日は一日事務室とお店辺りで棲息中。
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