第一章 再開

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「四神は諦めろ、慎二」 「そう言う誠はどうなんだ?」 慎二は、拗ねた様に言った。 「俺は、、、秘密だ」 「あっ!ずりぃぞ!!」 「煩いぞ、慎二」 慎二の家系は、召喚に特化した霜月家の次男だ。 長男は、魔法師団第三部隊副団長の地位に属しており、かなりの名の知れた人物だ。 二つ名は『雷光の狂犬』だ。 「まあ、長男が雷獣を召喚したからかなりプレッシャーだよな」 「分かってくれるのかっ!心の中の中の友よ」 「俺はどんだけお前の中にいんだよ」 「勿論、心の奥深くだ」 「キモッ!」 「酷いっ!?」 慎二は、机に伏せった。 「おーいっ、席座れーっ!そして、男子共、喜べ!美少女がこの1ーSSに転入して来るぞ!」 「「やったー!」」 男子達は、立ち上がり喜んだ。 女子達は、そんな男子達を冷たい目で見た。 因みに誠は、立っておらず興味無さげに本を読んでいる。 「座れ、座れ!おーい、入って来てくれ」 「はい」 凛とした聞き心地の良い声が聞こえた。 教室に入って来たのは、髪を一括りにした綺麗な女性だった。 「初めまして、鈴村茜と申します。どうぞ、よろしくお願いします」
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