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「四神は諦めろ、慎二」
「そう言う誠はどうなんだ?」
慎二は、拗ねた様に言った。
「俺は、、、秘密だ」
「あっ!ずりぃぞ!!」
「煩いぞ、慎二」
慎二の家系は、召喚に特化した霜月家の次男だ。
長男は、魔法師団第三部隊副団長の地位に属しており、かなりの名の知れた人物だ。
二つ名は『雷光の狂犬』だ。
「まあ、長男が雷獣を召喚したからかなりプレッシャーだよな」
「分かってくれるのかっ!心の中の中の友よ」
「俺はどんだけお前の中にいんだよ」
「勿論、心の奥深くだ」
「キモッ!」
「酷いっ!?」
慎二は、机に伏せった。
「おーいっ、席座れーっ!そして、男子共、喜べ!美少女がこの1ーSSに転入して来るぞ!」
「「やったー!」」
男子達は、立ち上がり喜んだ。
女子達は、そんな男子達を冷たい目で見た。
因みに誠は、立っておらず興味無さげに本を読んでいる。
「座れ、座れ!おーい、入って来てくれ」
「はい」
凛とした聞き心地の良い声が聞こえた。
教室に入って来たのは、髪を一括りにした綺麗な女性だった。
「初めまして、鈴村茜と申します。どうぞ、よろしくお願いします」
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