第1章 発端

8/17
前へ
/62ページ
次へ
入り口の門は、もはやそこに門があったのか面影すらない瓦礫の山と化し 瓦礫の山を越えて見えるはずのほとんどの家屋は全壊、半壊 さらには火が燃え盛っていた 村人は逃げ惑い、魔族はそれを笑いながら追いかけ回していた 「トナ!家に向かってくれ!俺は母さんを探してくる!」 「わかった、気をつけて!兄さん!」 そう言って僕達は別れて再び走り出した 僕は家まで走りながら魔族を魔法で牽制しつつ 水系の魔法で消火しながら向かった 「くそ、どんだけ魔族がいるんだ!?次から次へと湧いてくる!」 そして自分の家だった場所に到着した
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加