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「まぁ、宗司のことはいったん置いておこう。この学校の説明をするよ」
「お願いします・・・」
「ここ、紅蝶学園は大きな企業の御曹司がたくさんいる。つまり、我儘、やりたい放題の餓鬼がたくさんいると思ってくれるといい。」
口悪いなー。普通こんな説明の仕方か?
「金持ちばかりだから、物価とかもすごく高い。食堂のご飯とかも通常よりゼロが二つ多いと思ってくれ」
いや、アホだろ!?え?絶対食堂でメシ食えねーじゃん
「ああ、君は特待生だからこのカードを使ってくれ。このカードは部屋のカギにもなっているからなくすと大変なことになる。再発行まで時間がかかるからね。」
鍵がカードって・・・
「このカードは特待生専用で、すべて無料になるから安心してくれ。」
「え・・・まさか父さんが脅したから・・・?」
「いやこれは違う。確かに君を入れるように宗司には脅されたが、特待生なのは君の実力だ。頭がいいのは親子そろってのようだね」
「はぁ、ありがとうございます?」
父さんに脅されたのは事実なのかよ・・・
「それで・・・一番重要なことなんだが・・・この学校はほとんどの生徒が同性愛者だ。」
「あ、分かってます。さっきだって・・・くそ、あの変態め・・・次会ったらラリアットをかましてやる・・・」
「・・・黒谷君がなにかやったのかい?(やっべええぇぇ!宗司に夏目君に何かあったら殺すっていわれてるのにぃぃ!!)」
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