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「はぁー・・・行きたくない・・・。」
「じゃあ!お母さんたちと一緒に行く?」
「絶対イヤ」
「んもー!!照れちゃって!あーん、こんなに可愛いなっちゃんと離れたくなーい!!」
鬱陶しい・・・口に出したらもっとめんどくさいから言わないけどな
「ははは、やっぱり夏目も私たちと一緒にロスへ行くか?」
「宗ちゃん!やっぱり家族は一緒にいたほうがいいわよねー!」
「まぁ、そのほうがいいが、何事も自由に経験させるべきだと思うがな、私は」
「宗ちゃんカッコいいー!」
そこでイチャイチャしている夫婦が俺の親だと思いたくねー
きゃあきゃあ言ってるおばs
「なっちゃん?」
ごほんっ、若いお姉さんは俺の母さんで水沢麗奈。
渋めのイケメンは俺の父さん水沢宗司。
母さんは元有名女優でまぁ、美人だ。父さんと結婚と同時にやめたから今は普通に専業主婦をしている。
父さんは世界でも有名な作家だ。すっげえ頭いい。んで、いつも俺に無茶ぶり吹っかけてくる。
そんで、美人でイケメンの一人息子の俺、水沢夏目。平凡だ。おかしい、絶対におかしい。この親の間に生まれて平凡って・・・ま、まあ頭がいいからいいけどな!!別に悲しくなんてねえぞ!!
今回、父さんの仕事で海外へ、ロサンゼルスに行かなきゃいけなくなった。
まぁ、俺は日本で一人暮らしするつもりだったよ。生活能力は十分備わってるからな。
なのに・・・父さんのせいで・・・
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