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「じゃあ本題に入るね。
凛。ガチで高校どこいくのか決めないとそろそろやばいよ。」
真顔で真剣に話されてもピンと来ない。
「だってさ、どこの高校行っても平凡な毎日おくって、平凡に卒業して、平凡な会社入ったりして…
もっと何か平凡じゃないことがしたいの。
特別っていうか、ほかの人が経験したことないような高校生活を送ってみたいの。」
先生の顔がふにゃっと笑顔になる。
「凛って平凡が嫌いそうだもんね」
「うん(笑)嫌い」
「じゃあそんな凛にぴったりの話あるよ。」
「えー、進路の話はやめてよね(笑)」
「違うよー(笑)恋バナ」
「聞きたい聞きたい!」
「じゃあどっから話そうかな…」
ここから七瀬先生の話に吸い込まれていった。
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