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《閲覧注意》 遠慮なく蹴られまくった身体。 上手くずらしながら当てさせたため大してダメージはない。 だが演技は続行。 痛さに耐えるふりをしながら顔を上げ、遠い美和子に手を伸ばす。 「美和子…っ!」 「永悟!永悟ぉ!」 「ははは!こりゃいい!」 「お前ら…絶対許さない!…殺してやるからな!」 「なんだ?お得意の警告か?」 2…4……7人か。 気配と見張りを合わせてもそれだけ。 …怪しさが臭ってくる。 これは依頼された雇われ集団だな。 統率されてない動き、よそよそしい態度、何よりリーダー的存在がザコと同類の臭いしかしない。 そこから考えられるのは、"雇い主"が近くでこれを見ているか、もしくは… …まぁいい。INEVITABLEは俺じゃないような行動さえすれば、どんなザコでも疑う。 「美和子!頑張れ!今すぐ助けてやる!頑張れよ!」 「うるせぇな。こんな軟弱な殺し屋だったとは面白いじゃねぇか。」 「殺し屋?…お前ら誰に言われてんだよ。俺はそんなの知らない!」 「そうか?…じゃあ大事なもん頂くか。そうすりゃ嫌でも本性が出るだろ。」 「えっ…きゃぁああああ!」 押さえ付けられた美和子は、服を乱暴に剥ぎ取られ、足を開かれ、銃口をそこに突っ込まれた。
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