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《閲覧注意》
「ああ、クソ。お前らのせいでタバコが血塗れじゃねぇか。なぁ"ボス"そいつ一本くれよ。」
最高級の葉巻を一本取り、シガーカッターで吸い口を作る。
時間をかけて火を着け、一口目は口内に煙を満タンにして舌で転がし吐き出す。
二口目は肺まで思いっきり吸った。
「チッ。やっぱ葉巻はキツいな。もういいや。お前が吸えよ。」
吸いかけの葉巻を"ボス"の口に突っ込んだ。もちろん火が着いている方を口内に。
声にならない声を出して吐いた。なんせ、火が着いた葉巻の温度は600~700℃。
「お気に入りの葉巻だろ?お前、いつもこいつらに言ってたじゃねぇか。"これが吸えるようになったら一人前だ"って。」
「…ぐ……ああああ!」
「なぁ、お前はXと会ったことあるのか?」
突き立てた日本刀を更に回転させる。手の感触では骨まで削れた。
相当な痛みがあるはずなのに、意識を保っているとは驚きだ。伊達に頭じゃねぇってことか。
「にゃい!にゃい!」
「ハハッ!にゃいになってるぞ?可愛い子猫ちゃん。じゃ、次の質問。
Xは男か?女か?どっちだ?」
「…ッ!」
「早く答えろ………よ!!!」
「ぐあああああ!!!」
日本刀を突き立てたまま放置し、次に手にしたのはシガーカッター。
それに小指を挟み、躊躇なく落とす。
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