INEVITABLE

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翌日、外務省へ向かい地下へ。

一日をかけて、考えなければいけないことをすべて考える。

江原学
江原チカ

江原学偽装工作のあれこれ

"ボスズ"の扱い

PSP本部隊長、副隊長襲撃

作ると言っていた緊急指令の現場下見

逃走経路の確保

部屋にある盗聴器のあれこれ

美和子のこれから

その他、受けている依頼5件

(胃が痛くなりそうだ…)

こうして動かず考えるより、動きながらインスピレーションを頼りに考える方が性に合っている。

だが、外務省が大人しい。外出より内勤が妥当だろう。

明日辺りに忙しくなりそうなネタがある。それを待って先に江原学だ。

(…だったら…)

INEVITABLEの携帯を手にメールを打つ。

送信先はもちろん江原チカ。

《依頼、承った
明日午前10時、○○公園公衆便所前のゴミ箱に、前金50万ピン札バラナンバーで
確認次第実行に移す
　　　　　　INEVITABLE》

さぁ、江原チカ。食い付け。

たかが10歳のガキが、前金50達成金50払えるなら払ってみろ。

殺し屋界では破格の金額だろう100万。

それが払えるなら、お前はドス黒決定。

さぁ、Xに払わせろ。