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俺たち3人は、高校はそれぞれ別の所に進学した。
俺はそこそこ勉強ができる方だったから、公立の中堅の高校に、ハルはあー見えて勉強ができたから県で一番頭のいい高校へ、そして京介は人気のあった私立の高校へ進学した。
別々の高校に行っても、休みの日は一緒に遊んだり、頻繁に連絡を取り合っていたから相変わらず仲は良く、関係はあまり変わらなかった。
ただ、四六時中一緒にいた中学時代とはやはり違って、俺はこれなら京介のことをお終いに出来るんじゃないかと思った。
実際、高校の頃は同じ電車に乗る他校の先輩に恋心を抱いていた時期もあった。
だから、昔みたいに京介にあっても心が激しく波立つようなことはなくなっていた。
高校を卒業してハルと俺は同じ大学に、京介は県内の俺たちの大学とは少し離れた、私立の大学に進学した。
会う機会は減ったけれど、変わらず連絡を取り合っていた。
だから、俺の中で京介とのことは過去のことで、初恋はとっくに終わったんだと思っていた。
「付き合うことになったんだ。」
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