第一章 最悪な男

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「ほんとに、処刑されちゃうの?」 『さあな。そこまで悪質なクレーマーはそんなにいねえんじゃねえか?ま、でもその最悪な男はクレーマー再生所行きだな』 くすくすとした笑い声を出しながら達也は言った。 ふと時計をみると、すでに夜の二時になっていた。 「やば、明日一限からだった。おやすみ、達也。今日はありがと」 そう言って電話を切った。 最悪な男のことなど、忘れたかのように深く眠りについた。
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